Books・Video
加藤シオー・紫凰
大書パフォーマンス 写真集
Shioh Kato, Master Calligrapher, Japan
Grand-scale calligraphy Performance
Grand-scale calligraphy Performance
私は、28 才の時「現代アート」を次々に生み出すアメリカに憧れ、「日本の書とモダンアートの融合」を目指して永住し50年の月日が流れた。アメリカ大陸の雄大な自然の数々は、もともと「地水火風空」の『五大』に惹かれテーマとしていた私に、新たなアートを生み出す大きな力を与えただけではなく、「言葉には魂が宿り力を発揮する」その古代からの精神美を宿す書の魅力をとらえ直す「原点回帰」を私にもたらした。「書の静と躍動」を拡大して、日本の屏風仕立ての大画面に墨をほとばしらせる挑戦は、「地水火風空」の大自然と「宇宙」と共振する感覚をもたらしてくれるのである。1990年〜2020年の「大書パフォーマンス・写真集」を、あなたの蔵書にしていただければ、この上ない喜びです。
A4判 上製 全40ページ
¥2,500(税込)
¥2,500(税込)
VIDEO
大書パフォーマンス
加藤シオー作品集 ー内的思考の旅ー
画業35年の集大成 / オールカラー 95点
限定500部 (36×29cm) / 132ページ / 豪華製本
定価 20,000円 (税込)
これまでの私の歩みを振り返ってみるとき、アメリカの壮大な大自然との出会いに見出した「美と永遠」。そして、高橋佳子先生(TL人間学提唱者)との出逢いの中に、既に「内的思考の旅」は始まっていたと思えます。
「魂は永遠の生命として在る」「アーティストである前に一人の人間として」「魂、人生、営み、を統合して生きる生き方」「人は何処から来て何処へゆくのか」これらの高橋先生の言葉に限りなく惹かれ、私は、今迄の人生を受け止め心を変革し探求してゆく「内的思考の旅」へと誘われているのです。
サイレントコーリング
一切を記憶し、一切を見遥かす宇宙の叡智、
そして生きとし生けるもの、ミクロからマクロにいたる
あらゆるものから届けられているサイレントコーリング。
その幽けき声に耳を傾け、聴きわける自分に、憧れを抱いて・・・。
天地の詞・あめつちのうた
あめ つち ほし そら やま
みね たに くも きり むろ こけ
ひと いぬ うえ すえ いわ さる
生うせよ 榎の枝を 慣れいて
(9世紀末 平安時代 詠み人知らず)
この詠み人知らずの「いろは詞」は、私が18歳頃よりずっと惹かれ続け作品に現してきたことばです。私はこの詞にふれるたびに、なんとも心が温かく懐かしいようなおだやかな心になるのです。
自然に偏在するすべてのものよ、永遠の生々流転の中で、妙なる響きを奏で輝き共存せよ – 。名も知られぬ古人が、森羅万象の中に響きわたる幽けき声を聴き分け文字に織り込んだ祈りのことば、なんと明るく美しい響きでしょうか。私が惹かれてやまない永遠のテーマです。
みね たに くも きり むろ こけ
ひと いぬ うえ すえ いわ さる
生うせよ 榎の枝を 慣れいて
(9世紀末 平安時代 詠み人知らず)
この詠み人知らずの「いろは詞」は、私が18歳頃よりずっと惹かれ続け作品に現してきたことばです。私はこの詞にふれるたびに、なんとも心が温かく懐かしいようなおだやかな心になるのです。
自然に偏在するすべてのものよ、永遠の生々流転の中で、妙なる響きを奏で輝き共存せよ – 。名も知られぬ古人が、森羅万象の中に響きわたる幽けき声を聴き分け文字に織り込んだ祈りのことば、なんと明るく美しい響きでしょうか。私が惹かれてやまない永遠のテーマです。
人間賛歌
私はある時、立体ムービーを見ている様な感覚で、
人間の幾万の様々なムーブメントの影が 動いて行く姿を一瞬のうちに見る体験をしました。
それは、走る姿、歩く姿、腰を降ろしている姿、 思い思いの力強い姿の「瞬間立体図」。
この映像により、×印や、引っかいた無数の線は、
もっと実感と実態をもって私に呼びかけ共鳴してきました。
大いなる存在、大自然の中に生かされる人々の集団、 人の営み、喜怒哀楽、さざめきあう優しさと喜び、 人間が生き挑戦する力強さなどが、歓びをもって生き生きと感じられ 「人間讃歌」の想いが、湧きあがってきました。
加藤シオー作品集 ー内的思考の旅ー